中国通史説明

今まで別のブログで「中国史年表」を作ってきました。

神話伝説の時代から始まり、東晋時代まで来ました。
でも、時代がすすむにつれて、漢代以前の内容が簡単すぎたと後悔するようになりました。
また、一部読み直してみたところ、明らかな誤訳も発見されました。
ということで、改めて作り直します。
内容が既に年表の域を越えていると思うので、「中国通史」に改名します。
 
以前の年表は台湾の作家・柏楊による『中国歴史年表』と、大陸の解放軍出版社による『中国歴代戦争年表』を柱とし、『資治通鑑』等で肉付けしてきました。
しかし、『中国歴史年表』『中国歴代戦争年表』を元にした柱の部分より、『資治通鑑』等を簡訳した肉の部分の方が圧倒的に内容が豊富なので、『中国歴史年表』と『中国歴代戦争年表』を柱にする必要性を感じなくなりました。
よって、今回の「通史」では「正史」の本紀および『資治通鑑』を柱とし、『中国歴史年表』『中国歴代戦争年表』等は参考に使わせてもらうことにします。
 

目標は清朝滅亡まで続けることですが、あまりにも長いので六段階に分けます。予定はこうです。
第一段階:神話伝説の時代から三代、春秋戦国を経て秦の統一まで。
第二段階:秦漢から魏晋南北朝を経て隋の統一まで。
第三段階:隋唐から五代を経て宋の統一まで。
第四段階:宋元の時代。
第五段階:明代。
第六段階:清代。
 
第一段階で主に用いる史書は下記となります。
神話・伝説時代三皇五帝および三代(夏・商・西周
 史記』『帝王世紀』『竹書紀年』(今本・古本)
 『資治通鑑外紀』『資治通鑑前編』『十八史略
 『史記』『春秋左氏伝』『竹書紀年』(今本・古本)
 資治通鑑外紀』『資治通鑑前編』『国語』
戦国時代
 『史記』『資治通鑑』『竹書紀年』
 
柱は『資治通鑑外紀』『春秋左氏伝』資治通鑑』といった編年体史書および史記』の本紀と世家です。
(第一段階:2014年9月開始、2017年1月終了) 

第二段階で主に用いる史書は正史(『史記』『漢書』『後漢書』『三国志』『晋書』『北史』『南史』『宋書』『南斉書』『梁書』『陳書』『魏書』『北斉書』『周書』『隋書』)の本紀と『資治通鑑』です。
必要に応じて列伝、表等からも引用します。
(第二段階:2017年1月開始)

記事一回あたりの文字数は後日追記できるように、多くても4000文字程度に抑えようと思います。
本来は地図等をつけることができれば内容を理解しやすくなると思うのですが、私の能力に限界があるため(地図を作る能力がありません)省略します。
(以前の「年表」では地図を附けていましたが、著作権に関係すると思うのでやめました)
 
 
次回は参考とする文献を簡単に紹介します。