2016-07-08から1日間の記事一覧

第六十八回 師曠が新声を聞き分け、陳氏が斉国を買う(後篇)

*今回は『東周列国志』第六十八回後編です。 斉の大夫・高蠆は高止を駆逐し、閭邱嬰を讒言で殺してから、朝廷中の不平を招きました。 やがて高蠆が死んで子の高彊が大夫を継ぎました。高彊はまだ若く、酒を愛していたため、同じく酒好きな欒施と意気投合し…

第六十八回 師曠が新声を聞き分け、陳氏が斉国を買う(中篇)

*今回は『東周列国志』第六十八回中編です。 晋平公が師涓に問いました「最近、新声があるか?」 師涓が言いました「道中でちょうど耳にしました。琴で演奏させてください。」 平公は左右の近臣に几(小さな机)と古桐の琴を用意させ、師涓の前に置きました…

第六十八回 師曠が新声を聞き分け、陳氏が斉国を買う(前篇)

第六十八回 虒祁を賀して師曠が新声を聞き分け、家財を散じて陳氏が斉国を買う (賀虒祁師曠辨新声 散家財陳氏買斉国) *今回は『東周列国志』第六十八回前編です。 楚霊王には一つの嗜好がありました。男女を問わず腰が細い者を愛し、腰が太い者は眼中の釘…