2016-04-29から1日間の記事一覧

第三十二回 晏蛾児が節に殉じ、群公子が朝堂を閙す(後編)

*今回は『東周列国志』第三十二回後編です。 官員達は世子の出奔を聞き、朝宗(朝見)の対象がいなくなったため門を閉ざしました。老臣の国懿仲と高虎だけは心中に焦りを抱きましたが、解決したいと思っても策がありません。 こうして諸公子が対峙したまま二…

第三十二回 晏蛾児が節に殉じ、群公子が朝堂を閙す(中編)

*今回は『東周列国志』第三十二回中編です。 豎刁が喪について相談すると、雍巫が言いました「待て待て(且慢,且慢)。先に長公子の君位を定めてから喪を発するべきだ。そうすれば争いから免れることもできるだろう。」 豎刁は納得し、二人で長衛姫の宮中に…

第三十二回 晏蛾児が節に殉じ、群公子が朝堂を閙す(前編)

第三十二回 晏蛾児が墻を越えて節に殉じ、群公子が朝堂を大いに閙す (晏蛾児逾墻殉節 群公子大閙朝堂) *今回は『東周列国志』第三十二回前編です。 斉桓公は管仲の遺言に背いて再び豎刁、雍巫(易牙)、開方の三人を用いました。鮑叔牙は諫言が聞かれなか…