2016-06-21から1日間の記事一覧

第六十一回 晋悼公が蕭魚で会し、孫林父が献公を逐う(四)

*今回は『東周列国志』第六十一回その四です。 話は衛に移ります。 衛献公は名を衎といい、周簡王十年に父・定公に代わって即位しました。 献公は父の喪に服している間も哀しみを見せなかったため、嫡母の定姜が献公は位を失うことになる予想し、しばしば戒…

第六十一回 晋悼公が蕭魚で会し、孫林父が献公を逐う(三)

*今回は『東周列国志』第六十一回その三です。 翌年は周霊王十一年です。 呉子・寿夢が重い病にかかったため、四子を招きました。諸樊、餘祭、夷昧、季札が床の前に集まります。 寿夢が言いました「汝等兄弟四人の中で、札に最も賢才がある。もし札が即位し…

第六十一回 晋悼公が蕭魚で会し、孫林父が献公を逐う(二)

*今回は『東周列国志』第六十一回その二です。 公孫舍之は単車で昼夜を駆けて南に向かい、潁水を渡って一舍(三十里)も行かないところで楚軍に遭遇しました。 公孫舍之が車から下りて楚王の馬前に拝伏します。 楚共王が厳しい口調で問いました「鄭は反覆し…

第六十一回 晋悼公が蕭魚で会し、孫林父が献公を逐う(一)

第六十一回 晋悼公が楚に駕して蕭魚で会し、孫林父が歌によって献公を逐う (晋悼公駕楚会蕭魚 孫林父因歌逐献公) *今回は『東周列国志』第六十一回その一です。 晋と諸侯の兵が偪陽城を包囲して二十四日が経ちましたが、攻略できませんでした。 突然、天…