2017-05-10から1日間の記事一覧
今回で西漢武帝元鼎六年が終わります。 [七] 『資治通鑑』からです。 博望侯・張騫が西域への道を開いて尊貴な地位を得たため、部下の吏士も争って上書し、外国の奇怪な事物や利害関係を述べて使者になることを求めました。 武帝は西域の道が遠く離れており…
今回は西漢武帝元鼎六年の続きです。 [五] 南越討伐のために馳義侯・遺が南夷の兵を徴収しました。 しかし且蘭君(且蘭の国君。南夷に属します)は南越への道が遠いため、遠征の間に周辺諸国が老弱の者を奪いに来るのではないかと恐れ、衆を率いて漢に反しま…
今回は西漢武帝鼎六年です。三回に分けます。 西漢武帝元鼎六年 庚午 前111年 [一] 『漢書・武帝紀』と『資治通鑑』からです。 冬、武帝が隴西、天水、安定の騎士や中尉(京師を守る軍官)と河南、河内の卒十万人を動員し、将軍・李息、郎中令・徐自為に西羌…