2018-06-06から1日間の記事一覧

東漢時代261 桓帝(三十九) 襄楷の上書 166年(4)

今回も東漢桓帝延熹九年の続きです。 [十三(続き)]平原の人・襄楷が宮闕を訪ねて上書しました「臣が聞いたところでは、皇天は言を下さず、文象(天象)によって教えを設けます。臣が太微を窺い見たところ、天廷五帝の坐の中で金・火の罰星が光を揚げていまし…

東漢時代260 桓帝(三十八) 陳蕃の上書 166年(3)

今回も東漢桓帝延熹九年の続きです。 [十三(続き)] 太尉・陳蕃と司空・劉茂が共に桓帝を諫め、成瑨、劉瓆、翟超、黄浮等の罪を赦すように請いました。 『後漢書・陳王列伝』では「陳蕃と司徒・劉矩、司空・劉茂」が上書していますが、当時の司徒は胡広です…

東漢時代259 桓帝(三十七) 范滂 岑晊 166年(2)

今回は東漢桓帝延熹九年の続きです。 [十三] 『資治通鑑』からです。 桓帝は蠡吾侯だった頃、甘陵の人・周福から学問を授かりました。 そのため、即位してから周福を抜擢して尚書にしました。 当時、同郡の河南尹・房植も朝廷において名望がありました。 そ…