2018-06-20から1日間の記事一覧

東漢時代275 霊帝(十) 張倹の逃走 169年(4)

今回も霊帝建寧二年の続きです。 [八(続き)] 『資治通鑑』に戻ります。 郭泰は党人の死を聞いて秘かに慟哭し、こう言いました「『詩(大雅‧瞻卬)』はこう言っている『人才を失ったら国が困窮する(人之云亡,邦国殄瘁)。』漢室は滅ぶだろう。ただ烏が誰の…

東漢時代274 霊帝(九) 第二次党禁事件 169年(3)

今回も霊帝建寧二年の続きです。 [八] 『資治通鑑』からです。 李膺等は廃錮(罷免・禁錮)されましたが、天下の士大夫が皆、その道を高尚とし、朝廷を汙穢としました(李膺等の生き方や節操を高尚とみなし、朝廷が汚れているとみなしました)。李膺等を敬慕…