2015-04-02から1日間の記事一覧
今回は東周匡王二年(前611年)の続きです。 [五] 宋の公子・鮑(または「鮑革」。昭公の庶弟)は国人に礼を用いて接してきました。宋を飢饉が襲った時は、自分の食糧を施して民を救済します。七十歳以上の老人には必ず飲食を提供し、四季に応じて珍味も加え…
今回は東周匡王二年です。二回に分けます。 匡王二年 前611年 庚戍 [一] 春正月、魯文公が病にかかりました。 この頃、文公は斉と和を結ぶため、季文子(季孫行父)を派遣しました。季文子は斉懿公と陽穀で会い、結盟を請いましたが、斉懿公は「魯君が治って…
春秋時代第二期の目録です。 本編 春秋時代 春秋時代第二期に入る前に 春秋時代89 東周匡王(一) 扈の盟 前612年 春秋時代90 東周匡王(二) 楚荘王 前611年(1) 春秋時代91 東周匡王(三) 宋の政変 前611年(2) 春秋時代92 東周匡王(四) 晋鄭の講和 前610年 春秋…
今回から東周匡王の時代です。 匡王 東周頃王が死に、子の班が立ちました。これを匡王といいます。 匡王元年 前612年 己酉 [一] 春、魯の季孫行父(季文子)が晋に入りました。前年、斉が捕えた単伯(周の卿士)と子叔姫について晋に調停を頼むためです。 […