2016-06-03から1日間の記事一覧

第五十三回 楚荘王が陳を復し、晋景公が鄭を救う(後編)

*今回は『東周列国志』第五十三回後編です。 孔寧が帰国して一月も経たないある日、白日に夏徴舒を見ました。夏徴舒は孔寧の命を要求します。孔寧は狂疾を得て自ら池に飛び込み死んでしまいました。 孔寧の死後、儀行父が夢で陳霊公、孔寧と夏徴舒の三人を…

第五十三回 楚荘王が陳を復し、晋景公が鄭を救う(中編)

*今回は『東周列国志』第五十三回中編です。 楚国の使臣が楚荘王の命を奉じて陳に向かいました。陳霊公と辰陵の会盟を約束するためです。しかし陳国に到着する前に乱を聞いて引き返しました。 使臣が楚荘王に報告している時、逃走した孔寧と儀行父も楚に入…

第五十三回 楚荘王が陳を復し、晋景公が鄭を救う(前編)

第五十三回 楚荘王が諫を納れて陳を復し、晋景公が出師して鄭を救う (楚荘王納諫復陳 晋景公出師救鄭) *今回は『東周列国志』第五十三回前編です。 陳霊公と孔寧、儀行父の二大夫が夏姫から贈られた褻衣(下着)を身に着けて、朝堂で卑猥な冗談を言い合っ…

第五十二回 公子宋が逆を構え、陳霊公が朝廷で戯れる(後編)

*今回は『東周列国志』第五十二回後編です。 翌日、霊公が命令を発し、駕車を準備させて微服(庶民の服。お忍び)で株林に遊びに行きました。大夫・孔寧だけが従います。 孔寧は先に夏姫に書信を送り、もてなしの準備をさせました。また、荷華に霊公の意を…

第五十二回 公子宋が逆を構え、陳霊公が朝廷で戯れる(中編)

*今回は『東周列国志』第五十二回中編です。 翌年は鄭襄公元年です。 楚荘王が公子・嬰斉を将に任命して鄭を討伐させ、国君弑殺の理由を問いました。 しかし晋が荀林父を送って鄭を援けたため、楚は兵を陳に移します。 鄭襄公は晋成公に従って黒壤で盟を結…

第五十二回 公子宋が逆を構え、陳霊公が朝廷で戯れる(前編)

第五十二回 公子宋が黿を嘗めて逆を構え、陳霊公が衵を服して朝廷で戯れる (公子宋嘗黿構逆 陳霊公衵服戯朝) *今回は『東周列国志』第五十二回前編です。 鄭の公子・帰生は字を子家といい、公子・宋は字を子公といいます。二人とも鄭国の貴戚の卿です。 …