2016-07-21から1日間の記事一覧

第七十三回 伍員が呉市で乞い、専諸が王僚を刺す(四)

*今回は『東周列国志』第七十三回その四です。 姫光が専諸を招いて「魚腸」の剣を与えました。専諸は姫光が言葉を発する前にその意図を悟り、発憤して言いました「王を殺すことができます。二弟は遠く離れ、公子も使者として国を出ました。彼は孤立している…

第七十三回 伍員が呉市で乞い、専諸が王僚を刺す(三)

*今回は『東周列国志』第七十三回その三です。 呉軍はまず罪人三千を送り出して楚の右営を急襲させました。 この日は秋七月晦日(末日)です。兵家は晦日に兵を動かすことを忌避したため、胡子・髠も沈子・逞も陳の夏齧も戦の準備をしていませんでした。 呉…

第七十三回 伍員が呉市で乞い、専諸が王僚を刺す(二)

*今回は『東周列国志』第七十三回その二です。 伍員は公子・光が諫言したと知り、「光には内志があるから外事を語ることができないのだ」と言って大夫の職を辞退しました。 それを知って姫光が再び王僚に言いました「王が出師に賛成しなかったため、子胥は…

第七十三回 伍員が呉市で乞い、専諸が王僚を刺す(一)

第七十三回 伍員が簫を吹いて呉市で乞い、専諸が炙を進めて王僚を刺す (伍員吹簫乞呉市 専諸進炙刺王僚) *今回は『東周列国志』第七十三回その一です。 漁丈人は伍員を船に乗せて長江を渡り、飲食を与えましたが、剣を受け取りませんでした。 伍員は一度…