2016-08-09から1日間の記事一覧

第八十七回 衛鞅が変法し、孫臏が下山する(四)

*今回は『東周列国志』第八十七回その四です。 この頃、墨翟が名山で遊んで鬼谷を通りました。元々は友を探すのが目的でしたが、孫賓に会って談論し、深く意気投合しました。そこで孫賓に問いました「子(汝)の学業は既に成就した。なぜ山を出て功名を求め…

第八十七回 衛鞅が変法し、孫臏が下山する(三)

*今回は『東周列国志』第八十七回その三です。 周の陽城に鬼谷という場所がありました。山が深く樹木が茂っており、どこまでも幽寂としていて人が住める場所とは思えません。鬼谷とよばれたのはそのためです。 しかしその中に一人の隠者が住んでいました。…

第八十七回 衛鞅が変法し、孫臏が下山する(二)

*今回は『東周列国志』第八十七回その二です。 翌日、孝公が人を送って衛鞅を招きましたが、衛鞅は辞退してこう答えました「臣は主公と約束をしました。三日後でなければお会いできません。」 景監が辞退しないように勧めましたが、衛鞅はこう言いました「…

第八十七回 衛鞅が変法し、孫臏が下山する(一)

第八十七回 秦君を説いて衛鞅が変法し、鬼谷を辞して孫臏が下山する (説秦君衛鞅変法 辞鬼谷孫臏下山) *今回は『東周列国志』第八十七回その一です。 衛人の公孫鞅は衛侯の支庶(傍系の子孫)にあたり、刑名の学(法家の学問)を好みました。 公孫鞅は学…