2016-08-10から1日間の記事一覧

第八十八回 孫臏が禍から脱し、龐涓が桂陵で敗れる(四)

*今回は『東周列国志』第八十八回その四です。 この頃、邯鄲に救援が現れないため、平選は城を挙げて龐涓に投降しました。龐涓は人を送って魏王に勝報を伝えます。 ところが龐涓が入城しようとした時、突然、斉が田忌を派遣して襄陵を奇襲したという報告が…

第八十八回 孫臏が禍から脱し、龐涓が桂陵で敗れる(三)

*今回は『東周列国志』第八十八回その三です。 この頃、墨翟が雲遊して斉に至り、客として田忌の家に泊まっていました。弟子の禽滑が魏から来たため、墨翟が問いました「孫臏は魏で意を得ることができたか?」 すると禽滑は孫子が刖刑に遭ったことを墨翟に…

第八十八回 孫臏が禍から脱し、龐涓が桂陵で敗れる(二)

*今回は『東周列国志』第八十八回その二です。 龐涓が孫臏を訪ねて問いました「兄(孫臏)が家の大切な手紙(千金家報)を受け取ったと聞きましたが、本当ですか?」 孫臏は忠直の人なので全く疑いをもたず、「その通りです」と答えました。兄が孫臏に帰郷…

第八十八回 孫臏が禍から脱し、龐涓が桂陵で敗れる(一)

第八十八回 孫臏が狂を装って禍から脱し、龐涓の兵が桂陵で敗れる (孫臏佯狂脱禍 龐涓兵敗桂陵) *今回は『東周列国志』第八十八回その一です。 孫臏は魏国に入ってから龐涓の府中に寄宿しました。龐涓による推挙の恩に感謝すると、龐涓は徳色(恩を施して…