2016-06-07から1日間の記事一覧

第五十五回 華元が子反を脅かし、老人が杜回に対抗する(後編)

*今回は『東周列国志』第五十五回後編です。 晋景公は荀林父だけでは潞討伐に失敗するかもしれないと思い、自らも大軍を率いて稷山に駐軍していました。 潞を平定した荀林父は先に稷山に戻って戦利品を献上します。赤狄の地を攻略するために副将・魏顆を残…

第五十五回 華元が子反を脅かし、老人が杜回に対抗する(中編)

*今回は『東周列国志』第五十五回中編です。 楚軍が長期戦の準備をしているという情報は宋城内にも届きました。 華元が宋文公に言いました「楚王には去るつもりがなく、晋の援軍も来ないので、どうしようもありません。臣が楚営に入って子反(公子・側)に…

第五十五回 華元が子反を脅かし、老人が杜回に対抗する(前編)

第五十五回 華元が床に登って子反を脅かし、老人が草を結んで杜回に対抗する (華元登床劫子反 老人結草亢杜回) *今回は『東周列国志』第五十五回前編です。 楚荘王が群臣を集めて晋を退ける策を議論しました。 公子・側が言いました「楚が関係を善くして…

第五十四回 荀林父が師を亡し、孟侏儒が主を悟らせる(後編)

*今回は『東周列国志』第五十四回後編です。 楚の公子・嬰斉は晋の上軍を攻撃しました。士会は有事を予想しており、最も早くから状況を探って陣を構えていたため、戦いながら退却することができました。 嬰斉が敖山の下まで追撃すると、突然、砲声が轟き、…

第五十四回 荀林父が師を亡し、孟侏儒が主を悟らせる(中編)

*今回は『東周列国志』第五十四回中編です。 魏錡は荀林父が中軍の将であることに嫉妬しており、名声を破りたいと思っていました。荀林父の前では和を請うといいましたが、楚の軍中に至ると自ら決戦を求めて引き返します。 楚将・潘党は魏錡が楚営に来たと…

第五十四回 荀林父が師を亡し、孟侏儒が主を悟らせる(前編)

第五十四回 荀林父が属を放任して師を亡し、孟侏儒が優に托して主を悟らせる (荀林父縦属亡師 孟侏儒托優悟主) *今回は『東周列国志』第五十四回前編です。 晋景公が即位して三年後、楚王が自ら鄭を攻撃したと聞き、鄭を援けることにしました。そこで荀林…