2017-06-20から1日間の記事一覧

宮城谷昌光『三国志読本』から「歴史の断絶?」

宮城谷昌光『三国志読本』の宮城谷氏と水上氏の対談について書いています。今回で最後にします。 前回は水上氏の「文化大革命以後、中国の人たちは、何か美しいものとか、いいものとか、宗教的に深いものさえ忘れてしまって、お金に走ってるようなところがあ…

宮城谷昌光『三国志読本』から「昔と今」

前回、簡体字について長々と書いてしまいました。 宮城谷昌光『三国志読本』から簡体字のこと 『三国志読本』の談話に戻ります。 水上氏は「僕は、他国を侮蔑したくないけど、略字新字の問題ではあの国は困った国だと思います。だって、僕たちは一生懸命、あ…

宮城谷昌光『三国志読本』から簡体字のこと

宮城谷昌光『三国志読本』について書いています。 宮城谷昌光『三国志読本』にがっかり 簡体字に対する批判が書かれていたので、私の見解を交えながら少し解説させていただきます。 宮城谷氏の「漢字は、面白いんです。たった一語でもいろいろな話ができるの…

西漢時代185 宣帝(九) 皇太子 前67年(1)

今回は西漢宣帝地節三年です。四回に分けます。 西漢宣帝地節三年 甲寅 前67年 [一] 『漢書・宣帝紀』と『資治通鑑』からです。 春三月、宣帝が詔を発しました「功があるのに賞さず、罪があるのに誅さなかったら、たとえ唐・虞(堯・舜)でも天下を治められ…