2016-03-24から1日間の記事一覧

第二十一回 管夷吾が兪児を知り、斉桓公が孤竹を平定する(四)

*今回は『東周列国志』第二十一回その四です。 黄花元帥は斉将・高黒と共に先行し、陽山まで来ました。高黒は後隊の大軍が来ていないことに気づき、黄花に暫く止まるように勧めます。しかし黄花は先に進むように催促しました。高黒は疑いを持ち、馬を止めて…

第二十一回 管夷吾が兪児を知り、斉桓公が孤竹を平定する(三)

*今回は『東周列国志』第二十一回その三です。 無棣城内にいる答里呵は斉兵の消息が分からなかったため、小番(番兵)を溪中に送って探らせました。すると溪中が竹筏で埋められ、兵馬が次々に川を渡って来ます。情報は急いで城中に告げられました。 驚いた…

第二十一回 管夷吾が兪児を知り、斉桓公が孤竹を平定する(二)

*今回は『東周列国志』第二十一回その二です。 管仲は食糧を運ぶと称して賓須無を葵茲に還らせるふりをしました。実際は虎児斑に先導させて一軍を芝麻嶺に向けます。六日後に合流することを約束しました。 その間、牙将・連摯に命じて日々黄台山の戎軍に戦…

第二十一回 管夷吾が兪児を知り、斉桓公が孤竹を平定する(一)

第二十一回 管夷吾が智によって兪児を知り、斉桓公が兵を用いて孤竹を平定する (管夷吾智辨兪児 斉桓公兵定孤竹) *今回は『東周列国志』第二十一回その一です。 山戎は北戎の一種で令支を国としました。離支ともいいます。西は燕、東南は斉・魯と接してお…

春秋時代 臥薪嘗胆

越王・句践は呉に大敗して首都を失い、呉王・夫差に臣従を誓いました。しかし句践は「臥薪嘗胆」して復讐を誓いました。 春秋時代268 東周敬王(三十七) 会稽の戦い 前494年(1) 春秋時代 会稽の戦い 『史記』の記述 「臥薪」は「薪の上に寝る」という意味です…