2016-03-25から1日間の記事一覧

第二十三回 衛懿公が国を亡ぼし、斉桓公が楚を伐つ(後編)

*今回は『東周列国志』第二十三回後編です。 鄭伯は聃伯が捕えられたと聞いて、再び斉に人を派遣して援軍を請いました。 管仲が斉桓公に進言しました「主公はここ数年で燕を救い、魯を存続させ、邢に築城し、衛を封じました。恩徳が百姓に加えられ、大義が…

第二十三回 衛懿公が国を亡ぼし、斉桓公が楚を伐つ(中編)

*今回は『東周列国志』第二十三回中編です。 石祁子が先に公子・申を抱えて舟に乗りました。寧速が遺民を集めて後に続きます。 漕邑に到着した時、男女の数を確認すると、わずか七百二十人しかいませんでした。あまりにも多くの衛人が狄人によって殺戮され…

第二十三回 衛懿公が国を亡ぼし、斉桓公が楚を伐つ(前編)

第二十三回 衛懿公が鶴を好んで国を亡ぼし、斉桓公が兵を興して楚を伐つ (第二十三回 衛懿公好鶴亡国 斉桓公興兵伐楚) *今回は『東周列国志』第二十三回前編です。 衛懿公は恵公の子で、周恵王九年に即位しました。在位して九年間、遊楽に耽り、怠惰驕慢…

第二十二回 公子友が魯君を定め、斉の皇子が委蛇を当てる(後編)

*今回は『東周列国志』第二十二回後編です。 斉桓公は燕を救って魯を安定させてから、ますます威名を振るわせました。諸侯が喜んで心服します。 桓公は管仲を信任して政治を任せ、自分は飲猟(飲酒や狩猟)といった歓楽に専念しました。 ある日、桓公が大沢…

第二十二回 公子友が魯君を定め、斉の皇子が委蛇を当てる(中編)

*今回は『東周列国志』第二十二回中編です。 閔公二年、慶父は簒奪の計画を急ぐようになりました。しかし閔公が斉侯の外甥にあたり、季友も忠心をもって補佐しているため、軽率には動けません。 ある日突然、閽人(門守)が報告しました「大夫・卜齮が尋ね…

第二十二回 公子友が魯君を定め、斉の皇子が委蛇を当てる(前編)

第二十二回 公子友が二回魯君を定め、斉の皇子が委蛇を言い当てる 公子友両定魯君 斉皇子独対委蛇 *今回は『東周列国志』第二十二回前編です。 魯の公子・慶父は字を仲といい、荘公の庶兄にあたります。慶父の同母弟は名を牙、字を叔といい、荘公の庶弟にな…