2016-04-20から1日間の記事一覧

第二十五回 智荀息が虢を滅ぼし、窮百里が相を拝す(四)

*今回は『東周列国志』第二十五回その四です。 秦穆公は晋の媵の中に百里奚の名を見つけましたが、本人がいないため不思議に思いました。 すると公子・縶が言いました「かつて虞国の臣だった者です。逃走しました。」 穆公が公孫枝に問いました「子桑(公孫…

第二十五回 智荀息が虢を滅ぼし、窮百里が相を拝す(三)

*今回は『東周列国志』第二十五回その三です。 献公は虞公を連れて帰国し、殺そうとしました。しかし荀息が言いました「かれは騃豎子(愚かな小人)なので何もできません。」 献公は寓公(他国に住む貴族・官員。亡命者)を遇する礼を用いることにし、別の…

第二十五回 智荀息が虢を滅ぼし、窮百里が相を拝す(二)

*今回は『東周列国志』第二十五回その二です。 暫くして虢の辺吏が晋を譴責しました。両国が兵を整えて対立します。 虢公は犬戎と戦っているため国境の衝突にかまっている暇がありません。 献公が荀息に問いました「これで(虢が晋に対して兵を用いたので)…

第二十五回 智荀息が虢を滅ぼし、窮百里が相を拝す(一)

第二十五回 智荀息が途を借りて虢を滅ぼし、窮百里が牛を飼って相を拝す 智荀息假途滅虢 窮百里飼牛拝相 *今回は『東周列国志』第二十五回その一です。 晋献公は内は驪姫に惑わされ、外は「二五」に惑わされたため、ますます太子を遠ざけて奚斉を愛するよう…

戦国時代32 東周烈王(三) 魏の内争 前369年

今回で東周烈王の時代が終わります。 烈王七年 前369年 壬子 [一] 日食がありました。 [二] 東周烈王が死に、弟の扁が立ちました。これを顕王といいます。 なぜ弟が即位したのかはわかりません。 [三] 二年前に魏武侯が死んでから、魏では内乱が起きています…