2018-01-08から1日間の記事一覧

東漢時代 馬援

東漢光武帝建武元年(25年)に東漢前期の名将・馬援が登場しました。 東漢時代4 光武帝(四) 隗囂 竇融 25年(3) 今回は『後漢書・馬援列伝(巻第二十四)』を元に馬援の生い立ちについて少し詳しく書きます。 馬援は字を文淵といい、扶風茂陵の人です。 その…

東漢時代 馬援の書

馬援が隗囂の将・楊広に書を送って隗囂に曉勧(諭して勧めること)させようとしました。 東漢時代33 光武帝(三十三) 匈奴 30年(5) 以下、『資治通鑑』から馬援の書の内容です。 「援(私)が窺い見るに(竊見)、四海は既に定まり、兆民(万民)が情を同じく…

東漢時代33 光武帝(三十三) 匈奴 30年(5)

今回で東漢光武帝建武六年が終わります。 [二十七] 『資治通鑑』からです。 以前、馬援は隗囂が漢に対して二心を抱こうとしていると聞き、しばしば書を送って責譬(譴責して諭すこと)しました。しかし書を得た隗囂は更に怒りを増します(隗囂は馬援が東漢に…

東漢時代32 光武帝(三十二) 竇融 30年(4)

今回も東漢光武帝建武六年の続きです。 [二十六] 『資治通鑑』からです。 これより以前に竇融が弟の竇友を派遣して光武帝に上書しようとしました。その内容はこうです「臣は幸いにも先后の末属を託されることができ(『後漢書・竇融列伝(巻二十三)』による…