2016-07-15から1日間の記事一覧

東周列国志目録(下)

『東周列国志』の目録(下)です。 東周列国志目録(中) 第八十一回 美人の計で西施を寵し、子貢が列国を説く(一) 第八十一回 美人の計で西施を寵し、子貢が列国を説く(二) 第八十一回 美人の計で西施を寵し、子貢が列国を説く(三) 第八十一回 美人の計で西施を…

第七十回 兄を殺して楚平王が即位し、晋昭公が盟を尋ねる(四)

*今回は『東周列国志』第七十回その四です。 話は晋に移ります。 晋が虒祈宮を建築してから、諸侯は晋の志が苟安(目先の安寧)にしかないと窺い知り、二心を持つようになりました。 新たに即位した晋昭公は先人の業を修復したいと考えます。その頃、斉侯が…

第七十回 兄を殺して楚平王が即位し、晋昭公が盟を尋ねる(三)

*今回は『東周列国志』第七十回その三です。 この頃、蔡公は鬥成然、朝呉、夏齧等の諸将を率いて乾谿の霊王を攻めようとしていました。 途中で鄭丹と倚相の二人に会います。二人は楚王の状況を詳しく報告し、こう言いました「侍衛は既に離散し、(王は)一…

第七十回 兄を殺して楚平王が即位し、晋昭公が盟を尋ねる(二)

*今回は『東周列国志』第七十回その二です。 子干と子晳が自分の衆を率いて蔡公と合流しました。 朝呉は観従を陳に駆けさせます。 陳公に会うために昼夜兼行した観従は、道中で陳人・夏齧に会いました。夏徵舒の玄孫で、観従とは以前から面識があります。 …

第七十回 兄を殺して楚平王が即位し、晋昭公が盟を尋ねる(一)

第七十回 三兄を殺して楚平王が即位し、斉魯を脅かして晋昭公が盟を尋ねる (殺三兄楚平王即位 劫斉魯晋昭公尋盟) *今回は『東周列国志』第七十回その一です。 周景王十二年、陳・蔡を滅ぼした楚霊王は許、胡、沈、道、房、申という六つの小国を荊山の地に…

第六十九回 楚霊王が陳蔡を滅ぼし、晏平仲が荊蛮を服す(四)

*今回は『東周列国志』第六十九回その四です。 晏嬰が朝門まで来ると外で十余人の官員が待っていました。それぞれ峨冠博帯(高い冠と太い帯。礼服)という姿で、整然と二列に並んでいます。 晏嬰は楚国の豪傑だと判断し、急いで車を降りました。 楚の官員達…

第六十九回 楚霊王が陳蔡を滅ぼし、晏平仲が荊蛮を服す(三)

*今回は『東周列国志』第六十九回その三です。 楚共王には寵妾がおり、五人の子が生まれました。長子を熊昭といい、即位して康王になりました。次子は囲で霊王です。即位後、虔に改名しました。三子は比で、字を子干といいます。四子は黒肱で、字を子晳とい…

第六十九回 楚霊王が陳蔡を滅ぼし、晏平仲が荊蛮を服す(二)

*今回は『東周列国志』第六十九回その二です。 即日、蔡侯が車を発して申に至り、霊王に謁見しました。 霊王が言いました「この地で別れてから既に八年になる。貴君の豊姿(優雅な様子。立派な姿)が以前と変わらないのは喜ばしいことだ。」 蔡侯が言いまし…

第六十九回 楚霊王が陳蔡を滅ぼし、晏平仲が荊蛮を服す(一)

第六十九回 楚霊王が挾詐して陳蔡を滅ぼし、晏平仲が巧辯によって荊蛮を服す (楚霊王挾詐滅陳蔡 晏平仲巧辯服荊蛮) *今回は『東周列国志』第六十九回その一です。 陳哀公は名を溺といい、元妃・鄭姫が偃師という子を生みました。偃師は世子に立てられます…